その探偵はある裏社会の人を尾行して、居場所を依頼人の裏社会の人に教えるという仕事を請け負っていました。そして彼は意向を終えて居場所を報告して仕事を終えました。ところが、報告した居場所に依頼人の団体が乗り込み争いが始まったのです。そしてその事件に関わった。
探偵がいたということで、すぐに闇社会に伝わってしまいました。それ以来、その探偵は行方不明になってしまいました。みずから姿を消したのか、誰かがかくまっているのか、それとも報復でやられてしまったのか、現在もわかっていません。ここで紹介した事例でわかるように、依頼人の本当の姿を見抜くこと、目的を察知することは探偵にとって非常に大切なことなのです。
また、万が一を想定して、誰かに行き先を伝える、何時間後に連絡が来なければしかるべき対応を取ってもらうなど、最悪の事態を回避できる策を講じておかなければなりません。命に関わる調査があるのだということを肝に銘じておかなければいけませんね。